畳表の種類

畳表の種類

国産畳表

国内で生産され、品質に力を入れた畳表です。 より良い土壌を作り、い草の長さの選別、色合わせ、重量調節、水分の補給を管理して品質を揃えたりする工程の多さから、中国産畳表に比べ価格は割高になります。 良質な畳表は“溝”が直線的で美しく、1枚当たり約6000本から7000本のい草が使用されています。

特徴(国産い草表)

① 調湿効果 ⇒ 高湿度期に水分を「吸収」し、乾燥期には水分を「放出」することで 部屋の湿度を調整し
てくれます。
② 清浄効果 ⇒ 室内の二酸化窒素やシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどを吸着し、室内の空気をきれいにしてくれます。
③ 鎮静効果 ⇒ イ草の香り・色が適度に緊張をほぐし、リラックスしてくれる効果があります。
④ 弾力効果 ⇒ イ草はスポンジ状になっており、適度な弾力があります。お年寄りや小さいお子さんが転んでも安心です。

中国産畳表

中国で生産された畳表で、昔に比べ工程管理がしっかりなされ品質は向上しつつあります。しかし、見た目は国内産の畳表と変わらないように見えますが、土壌作りの差や収穫後の取り扱いによって品質・耐久性にかなりのバラツキが出ます。通常国内においては65度前後の温度で約1~2日かけて火力乾燥していますが、中国においては100度に近い高温で約6時間~15時間の短時間で乾燥を仕上げているので、繊維の組成を壊し、い草の粘り・弾力性を無くしてしまっています。また、十分にい草が充実する前に刈り取るため、表皮が薄いだけでなくもともと脆いい草でもあります。(四川の1社を除く)
国産畳表の同ランクと比べると耐久性、経過年数による色合いが劣り全体的に安価です。しかし近年では、日本の蘭草を中国に運び栽培、日本の企業の技術指導により上質な畳表も作られるようになってきています。

和紙表

和紙表とは畳表にい草を使用せず和紙を使った畳表で、色や織り方の種類も豊富で、縁なし畳でも一般の縁付き畳のどちらでも製作できます。

特徴(ダイケン和紙表)
①色あせしにくい
②摩耗に強い
③撥水加工をしている為、しみ等がつきにくい
④ダニやカビが発生しにくい
⑤アレルギー体質の方にも安心

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